2016.04.16に三重の仙ヶ岳-宮指路岳に登ってきました。標高1,000mに満たない山ですが、
樹林帯の渡渉・急登、花崗岩のザレ場の稜線歩き、眺めの良い展望スペースなどなど変化に富んだ大満足の登山でした。
昨年の暖冬の影響もあるのか登山道には全く雪はありませんでした。
登山口への最寄りICは東名阪自動車道の鈴鹿ICです。
名古屋方面からは東名阪自動車道と伊勢湾岸自動車道が合流し、
その先の新名神高速道路と伊勢自動車道の分岐まで慢性的に渋滞する区間です。
2018年度に開通予定の新名神延伸が待ち遠しいです。
登山コースは駐車場を起点に周回コースが組みやすい形で整備されていて、
登りと下りで別々の道を歩きたいマイカー登山者にはうってつけの山です。
仙ヶ岳の登山口の駐車場は二か所ありますが、
今回は手前側の石大神展望台駐車場を利用しました。
土曜日の9:30到着で最後の空きスペースに駐車することができました。
まずはそこから林道を30分歩き、奥側の駐車場である大石橋駐車場を目指します。
林道は全面アスファルト舗装ですが、幅員が狭く、見通しもよくないため、
歩行者・車両お互いに注意が必要です。
大石橋駐車場から先もしばらく林道を歩きますが、
こちらの区間はゲートが設置されていて車は入れません。
仙ヶ谷に沿って何度か渡渉を繰り返しながら、徐々に標高を上げていきます。
しばらく歩くと仙鶏尾根との分岐に差し掛かります。
仙鶏尾根方面に進むと登りが始まります。
このように気の抜けないところがあります。
仙鶏尾根は部分的に急登もあります。
まもなく仙の石が目の前に現れます。絶妙なバランスで存在感を示しています。
開けた場所なので休憩にちょうどいいスペースです。
仙ヶ岳に向けて少し下り、登り返すと、
標高961m 仙ヶ岳頂上に到着です。
頂上からの景色は鎌ヶ岳、御在所岳をはじめ展望に恵まれていますが、
スペースはあまり広くありません。
頂上から少し滋賀側に歩いたところで昼食休憩をとります。
続いて宮指路岳を目指して歩き始めます。
途中小社峠で登山道が合流しますが、引き続き尾根道を歩き続けます。
花崗岩のザレ場が続き、南アルプスの鳳凰三山を彷彿させます。
開けた気持ちのいい稜線歩き。
こんなアルペンチックな岩場もありますが、
マーキングがしっかりしているので見失わなければ大丈夫です。
天候が悪く視界不良の時は注意が必要です。
標高945m 宮指路岳に到着。こちらの山頂は展望がありません。
なのでここから5分ほど北に歩いたところにある馬乗岩まで移動します。
歩いてきた花崗岩のザレ場の稜線が見えます。
標高1,000mに満たない山とは思えない、アルペンチックな雰囲気を持った山です。
こんなに面白い山が名古屋から2時間圏にあるなんて、鈴鹿エリアはまりそうです。
下山を開始します。
途中、三体仏と東海展望という花崗岩が露出した展望のいいポイントがあります。
2か所ともそれぞれ少し下山道から外れますが、ぜひ立ち寄ることをお勧めします。
写真は東海展望。
今回は登らなかった野登山や、鈴鹿市の街並みを望むことができます。
その後はひたすら下山を続け大石橋駐車場を経て、林道から少し寄り道をし、屏風岩に立ち寄ります。
石灰岩を川が浸食した圧巻の景観が広がります。
下山後は四日市の「来来憲 本店」でトンテキを食べ、
同じく四日市の「満殿の湯」でさっぱり汗を流して帰りました。
鈴鹿山脈初挑戦は大満足の山行でした。
おしまい
■ルート
■コースタイム
石大神展望台駐車場 09:20 → 09:50大石橋 → 10:20仙鶏尾根分岐
→ 10:50 仙鶏乗越 11:00 → 11:25 仙の石
→ 11:35 仙ヶ岳(東峰) → 11:50仙ヶ岳(西峰)12:20
→ 12:40 小社峠 → 13:20 犬帰しノ剣 →13:45 宮指路岳
→ 13:50 馬乗り岩 → 14:00 宮指路岳 → 14:10 三体仏岩
→ 14:25 東海展望 14:40 → 15:30分岐 → 15:35大石橋
→ 16:10 石大神展望台駐車場
山行:約5時間10分
休憩:約1時間40分
合計:約5時間50分