2015年11月 長野県の木曽にある糸瀬山(標高1,867m)に日帰り登山に行ってきました。
登山口からの標高差約1,000mをひたすら登り続ける登りごたえのある山で、
紅葉終盤の色づいた鮮やかな木々と、冠雪した中央アルプスの絶景を楽しむことができました。
今回のアクセスは車で登山口まで行き、そこから往路復路ともに同じ登山道を往復してきました。
最寄りのICは中央自動車道 中津川IC、そこから国道19号で長野方面にしばらく走り、
大桑須原のセブンイレブンを通過後、糸瀬山登山口の看板を右折でアクセス路に入ります。
事前にグーグルストリートビューで右折ポイントの風景のイメージをつかんでおくとスムーズにたどり着けると思います。
国道19号のこの区間は、一般道でありながら別名「木曽高速」と揶揄される程、
信号が少なく流れの良い快走路です。
早めのウインカーで後続車に右折の意図を示し、追突事故防止に努めましょう。
登山口へのアクセス路の林道は全面アスファルト舗装です。
幅員はそれほど狭くありませんが、見通しの悪いコーナーが連続するので注意して通行しましょう。
登山口手前200mくらいのところで道路右手に駐車場があります。
それほど登山者が多くない山なのか、
私が行った時には駐車場には車は1台も止まっていませんでした。
行程中も3組みとすれ違っただけです。
駐車場の混雑はそれほど気にしなくて済む山のようです。
しょうぶ平登山口から登山を開始します。
ここに登山届の提出ポストがあります。
スタートは植林帯を登っていきます。
山が色付いています。
平坦な道もありますが、基本的に急登が続きます。
胸突き八丁、まむし坂と急登が続きます。
この時期は落葉が多く、グリップが効かず滑ります。
特に下山時は要注意です。ストックがあると心強いでしょう。
樹林帯の中の登山で展望はあまりありませんが、
紅葉の時期は色鮮やかな木々が目を楽しませてくれるので退屈しません。
花崗岩の崩壊地である青ナギまでくると、
東側の視界が開け中央アルプスの大展望が望めます。
一昔前はやぶ漕ぎを強いられたそうですが、笹の刈り込みがよくされています。
ありがたいです。
糸瀬山頂上到着。
花崗岩の大岩がいくつも転がっていて三角点も岩に打ち込まれています。
山頂の奥に少し歩くとのろし岩と呼ばれる高さ10mほどの大岩があります。
梯子とチェーン梯子が取り付け鎖が取り付けられていて岩の上に登ることができますが、信頼性は不明ですので自己責任です。
迷いましたが、登ります。笑
梯子、チェーン梯子は登ろうとすると動くのでなかなかの曲者です。
切れ味抜群のナイフエッジ 笑
岩の上では中央アルプスの大展望を文字通り独り占めすることができます。
この高度感。堪りません。笑
振り返ると御嶽山が見えます。
他の登山者の方がいらっしゃらなかったので、のろし岩の上で昼食をとり、
大展望を心行くまで独り占めさせてもらいます。
下山時は落ち葉の積もった急登に足を滑らせながらも無事下山しました。
帰路に就く前に、少し足を伸ばして木曽福島に立ち寄り、御菓子司 田ぐち で秋ならではの栗子餅と栗きんとんを買って帰りました。
程よい甘さと栗の香りが登山で疲れた体を癒してくれました。
その後は近くの日帰り温泉、せせらぎの四季で汗を流しました。国道19号からのアクセスが良く、冬季のスキー・スノーボードシーズンは駐車場に車が停めきれないほど繁盛します。この時期はゆったりと温泉を楽しむことができます。
帰り途中の道の駅では、夕日に染まる中央アルプスのエーベントロートも見ることができ、今年最後の山行に花を添えてくれました。