2016.05.10 今シーズン最初の登山に百名山である福井の荒島だけに日帰り登山に行ってきました。
残雪とブナの新緑が目にまぶしく、山頂からは360度の展望を楽しむことができた最高の登山でした。
荒島岳には複数の登山口と登山道がありますが、今回は勝原コースを選択しました。
金曜夜に仕事を終え、登山口のある福井の勝原スキー場跡を目指します。
油坂峠道路の先の国道158号線は、九頭竜湖を縁取るようにコーナーの連続する道です。
前線片側2車線が確保されているので、特別危険なところはありませんが、
真っ暗な道を延々と走るのはなかな緊張します。
登山口と駐車場があるスキー場は、岐阜側から行くと左手に登っていく側道から入っていくことができます。
最初は暗くてよくわからず、一度通り過ぎてしまいました。
駐車場にはすでに数台車が止まっています。
しばし仮眠します。
6:00起床
トイレは24時間利用できるようです。手洗いも設置されていました。
登山届を提出して出発します。
出だしは元ゲレンデの中の歩きやすい道を上っていきます。
数年前まで、アクセスの良いスキー場としてファミリーに人気だったそうですが、
慢性的に雪不足に悩まされていたようで、廃業してしまったそうです。
序盤は歩きやすい道が続き、オーバーペースになりがちですがセーブして登っていきます。
リフトの基礎が残されています。
まだ、元ゲレンデのエリア内ですが、ここから登山らしい道が始まります。
滑りやすい道をひたすら上がっていきます。
ここで日の出を迎えました。
ガスに隠れています。
ここで元ゲレンデ最上部に到着です。リフトの残骸があります。
ここが勝原登山口のスタート地点のようです。
新緑の美しいブナのトンネルが続きます。
途中残雪が現れました。傾斜はほとんどなく、踏み跡もはっきりしているのでアイゼンなく通過できました。
シャクナゲ平らに到着。
振り返るとまだ頂に残雪を蓄えた白山を望むことができます。
名前とは裏腹にシャクナゲはここでは見かけませんでした。
ここで頂上に向かう前に小荒島岳に向かいます。
こちらの道は残雪が多く雪の上を歩くことが多かったです。
融雪が進んでいる部分も多く、踏み抜かないように注意しながら進みます。
傾斜がきついところは特になかったのが幸いです。
小荒島岳に到着です。堂堂とした山体の荒島岳を正面に望みます。
鳥のさえずりと風の音しか聞こえません。
小荒島岳を独り占めし、荒島岳に向かいます。
シャクナゲ平まで来た道を戻り、荒島岳に向かいます。
つづいて、少し斜度のある残雪が現れます。ここは慎重に登ります。
さらに、傾斜のきつい登りが現れます。
もちがかべの急登に差し掛かりました。梯子、鎖が登場します。
登りきると視界が開けます。
頂上に到着しました。頂上からは360度の展望が楽しめます。
頂上にも雪がかなり残っています。昨冬はかなり雪が多かったことを物語っています。
白山方面
能郷白山方面
冠山方面
大野平野を見下ろすこともできます。
少し前にいた小荒島岳も望むことができます。頂上に多数の人影が確認できます。
太陽は出ていますが、風があるので肌寒いくらいです。
山頂を堪能した後、下山します。
下山路では、時間帯的に登ってくる方が多く、
斜度のある残雪部分では渋滞が発生していました。
ブナのトンネル。根っこも見事です。
下山後は大野市に立ち寄り、「梅林」で越前そばを食べました。
大野市街には春を感じさせる芝桜が咲き誇っていたり、
名水百選に選ばれる綺麗な水路があったり、
大野市から見上げる荒島岳は、やはり立派です。
温泉は帰路の途中の「九頭竜温泉 平成の湯」で入浴しました。
九頭竜湖 「夢のかけはし」
綺麗な橋だなと思ってなんとなく立ち寄りましたが、
本州と四国を結ぶ瀬戸大橋のプロトタイプとして作られたそうです。
おしまい。