時短三種の神器の一つと言われる食器洗い洗浄機を導入しました。『食器洗いが好きだ!』という方以外には導入のメリットが大きいと思います。賃貸住宅でも設置可能な据え置き型の商品もあり、導入のハードルはそれほど高くはありません。
今回購入したパナソニック製の据え置き型タイプNP-TH1についてのレビューを交えながら、食洗機のメリットをご紹介します。
パナソニックの据え置き型食洗機は、食器が40点セットできる『レギュラータイプ』と、18点セットできる『プチ食洗』の2サイズ展開されており、それぞれのサイズの中で機能に差を付けたモデルがいくつか存在します。
NP-TH1はレギュラータイプの中で、機能的に中間に位置する商品です。2017-2018年にかけて販売されていたモデルで、2019年現在は後継のNP-TH2が販売されています。現行機種の一つ前の型になりますが、ヤフーオークションで程度の良い中古品を購入し、現行を新品で購入するよりも2万円ほど安く購入できました。
『レギュラータイプ』と『プチ食洗』で迷われている場合、設置スペースが確保できるならば、『レギュラータイプ』をお勧めします。NP-TH1を導入した2人暮らしの我が家では、朝食、昼食後の食器は軽く水洗いしてから食洗機の中に入れておき、夕食後に3食分まとめて洗浄する運用をしています。
食洗機のメリット
1.時短効果
1日3食分、合計1時間程度掛かっていた食器洗いの負担が軽減します。時短効果だけでなく、食事を準備して食べ終えた後に待っている食器洗いのストレスから解放されるのは素晴らしいです。我が家でしばしば繰り広げられた食器洗いの押し付け合という不毛な戦いも終結しました。
かつて家電製品3種の神器と言われていた洗濯機のように、日本でもこれから食洗器が普及していくと思います。
週末の登山など、翌早朝の出発に備えて早く寝たい金曜日には改めてありがたみを感じます。
2.汚れが良く落ちる。 特に油汚れ。
『手洗いよりもキレイ』は本当でした。手洗いでは触れない高温水と、強力な洗浄力を持つ食洗機専用洗剤を使用するため、汚れが良く落ちます。これはネットの評判通りでした。洗い上がり後の食器を指でなぞるとキュキュット音がします。ただし、焦げ付きなどの擦る必要のある汚れは苦手な様子です。
我が家では食洗機洗剤にライオンのチャーミークリスタを使用していますが、汚れがしっかり落ちるのでお勧めです。
3.手が荒れない
水や洗剤に触れる時間が大幅に短縮されるため、手荒れが改善しました。食洗機が普及するとハンドクリームの売り上げが落ちるのではないでしょうか。
4.節水効果
メーカーホームページでは、手洗いの場合の1/6の水量で洗えるとのこと。実際に1/6まで節水できているか、自分の手で検証はできていませんが、確実に使用水量は少ない印象です。
食洗機のデメリット
1.設置場所次第では、部屋の中で存在感を主張する。
それなりも大きさがあるため、存在感がありますが、1週間もすれば慣れました。見た目よりも利便性に大きなメリットを感じます。
2.洗浄中の音が若干気になる。
洗浄中は水の音がします。テレビの音量を上げる必要があるかもしれません。
購入前に知っておきたいこと
1.テフロン加工されたものは不可。
テフロンコーティングが剥がれるそうです。
2.木製の食器、カトラリーは痛みが早くなる。
高温水で洗浄するため、ひび割れが生じる恐れがあるそうです。
3.乾燥機能では完全に水分が飛ばせない。
マグカップの底など水たまりになる所の水分は乾ききりません。必要に応じて食器を拭く必要があります。
4.分岐水栓の取り付けが必要
キッチンの流しの水栓から水を取るための『分岐水栓』と呼ばれる部品の取り付けが必要になります。キッチンの水栓の品番ごとに異なる部品が用意されており、パナソニックのホームページから問い合わせが可能です。国内の水栓はすべて対応しているようです。
私の場合は分岐水栓が地味に高かった…購入検討の際は、分岐水栓の金額も予算に入れておきましょう。手順を押さえておけばDIYで取り付け可能です。