お湯の温度設定ができる電気ケトルが欲しいと思い、
「OXO ON ドリップケトル 」を購入しました。
とても良くできた商品で、毎朝のドリッピングが更に楽しくなりました。
コーヒーを淹れるための電気ケトルをお探しの方の参考になればと思い、簡単にレビューをします。
他所でバルミューダの電気ケトル(K02A-WH)を使用する機会があったので、比較も交えてみます。
「OXO」と書いて「オクソー」と読みます。
ユニバーサルデザインの理念のもとに創業し、人間工学に基づいた使いやすさ、革新的な機能を追求したモノづくりに取り組んでいるそうです。
そんなOXOのドリップケトルですが、企業理念の通り、機能的で使いやすい商品です。
大きな特長は以下6つです。
1.温度管理ができる
おいしいコーヒーを淹れるためにお湯の温度は重要です。
コーヒーを抽出するための適切な温度は、豆の種類や、焙煎具合、味の好みにより諸説ありますが、80℃~90℃と言われることが多いです。
一般的に低温で抽出すると、酸味が強くなり、高温で抽出すると苦みが強くなると言われます。
このケトルでは40℃~100℃まで、1℃単位で温度を設定することが可能です。
設定温度に達した後は、最大30分間の保温モードに移行します。
ドリップのためにベースから持ち上げた後も、再びベースに戻すと設定温度に保温してくれます。
温度管理が容易なため、抽出温度の違いによる味の変化を追求する、という楽しみ方もできます。
また、ベース部分には飲料に応じた湯温が記載されています。
残念ながらバルミューダの電気ケトルは、温度設定はできません。
2.お湯が注ぎやすい
ハンドドリップでは、注ぐ湯量を調整することが必要になります。
ケトル選びでお湯の注ぎやすさを重視される方も多いと思います。
OXOのドリップケトルは、口の部分が細く反り下がった形状になっており、お湯のコントロールをしやすくしてくれます。
このケトルを買うまで使用していたフィーノのケトルと比べ、細いお湯が格段に注ぎやすくなりました。
バルミューダのケトルもお湯が注ぎやすかったです。
3.タイマーがついている
コーヒーの抽出時間を管理するために、タイマーを使用されている方もいらっしゃると思います。
このドリップケトルの台座には、カウントアップタイマーが備わっており、ボタンを長押しすることでタイマーを起動し、最大10分までカウントすることができます。
タイマー起動中は、ケトルをベースに戻しても保温機能は働かないようです。
バルミューダにはタイマーはありませんでした。
4.外観がカッコいい
ケトル本体はステンレスです。
ベース部分のスイッチは、LEDで発光します。
ハンドルと蓋の部分の樹脂はシリコン製なので、経年劣化するとベタつきそうです。
スタンドの裏側には、コードを巻き付けて収納することができます。
コードの取り出し口は3か所用意されています。
細やかな配慮がうれしいところ。
バルミューダも同様にスタンドにコードを巻き付けて収納することができます。
こちらはコードの取り出し口は1ヶ所だけです。
5.注水限度ラインの視認性が高い
本体の内側の注水限度ラインが、持ち手と反対側にに刻印されています。
持ち手を持ちながら水を入れる時も見える位置なので、水位を確認することができます。
一方、バルミューダのケトルは持ち手側に刻印されていて、持ちながら注水した場合、ラインが見えません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
手ごろな金額で買える商品ではありませんが、メーカーの理念の通りとても使いやすい道具です。
気に入ったケトルで淹れるコーヒーはまた一段とおいしく感じます。