2016.08 火打山-妙高山 1泊2日テント泊山行 1日目

2016年8月11日~12日、今年から制定された新しい国民の休日「山の日」を利用して、
1泊2日のテント泊で新潟の百名山である火打山、妙高山に行ってきました。

天気に恵まれ、高山植物が咲き誇る高層湿原と澄んだ青空のコントラストが美しく、
夜は満点の星空とペルセウス座流星群を見ることができた最高の山行となりました。

2016年8月10日

仕事をを終え、車で登山口のある新潟の笹ヶ峰を目指します。

明日から夏季休暇の方も多いようで、高速道路は意外と交通量が多かったです。

東名高速→中央高速→長野道→上信越道と乗り継ぎ、

妙高高原ICで高速道路から降りました。
ICから登山口まではコンビニはありません。
必要なものは事前に揃えておくか、一つ手前の信濃町ICで降りて国道18号を北上し、
途中にあるコンビニを利用するのがいいと思います。

笹ヶ峰高原駐車場までのアクセス路は全面舗装路で、幅員もそれほど狭くないですが、
見通しの悪いカーブがあるので注意が必要です。

2016年8月11日

00:20 笹ヶ峰高原駐車場に到着。
十分な広さの駐車場があります。
トイレも設置されていて利用することができました。
手洗いは完備されていましたが、水は飲用に適さないと注意書きがありました。

しばし仮眠をとります。

05:00 起床し準備をして出発します。
笹ヶ峰駐車場

06:00 登山届を提出して登山開始です。

歩き始めの部分はしばらく整備された木道が続いています。ブナの緑と白い樹皮が美しい。
IMGP5082

山と高原地図に水場のマークのある黒沢に到着です。
沢の水は冷たくておいしかったです。おなかを壊すこともありませんでした。
黒沢

ここから本格的な登りが始まります。
十二曲がりと名前がついていて、各曲がり角に番号表示が出ています。
十二曲がり

ここはそれほどきつくはないです。むしろ十二曲がり後の登りの方が辛く感じました。

再び木道が登場し、ほどなくして富士見平に到着。
富士見平

ここで、火打山方面の高谷池ヒュッテと妙高山方面の黒沢池ヒュッテに分岐します。
山と高原地図のコメントでは富士山が見えるらしいですが、木が視界を遮っていて展望はありません。

今回は先に火打山に登るため、高谷池ヒュッテ方面に向かいます。

樹林帯の登山道を進むと時折視界がひらけ、火打山と焼山が見えてきます。
火打山と焼山

まもなく高谷池ヒュッテに到着するというところに、アルプス展望台への分岐があります。
白馬岳をはじめとする北アルプスの大展望が広がっているので、是非立ち寄ることをお勧めします。
アルプス展望台
高谷池ヒュッテに到着。
合掌造りを彷彿とさせる見事な鋭角の切妻屋根です。
一部改装工事中のようで、受け入れ可能人数が少なくなっているとのことでした。

テントの受付を済ませ、さっそく設営に取り掛かります。

テン場代は一人410円でした。

噂通りのスーパーフラットで明るく開けた最高のテン場です。
水場でとれる水が要煮沸であることが玉に傷。
火打山 高谷池ヒュッテ テント場

設営を行いさっそくビールで乾杯。

ビールを飲み干し火打山へ向けて出発します。
(空き缶はお持ち帰りです。)
序盤は高層湿原の中に整備された木道を歩きます。
火打山

天狗の庭では見事な高層湿原が広がります。
天狗の庭

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木道歩きもいったん終わり、火打山への登りに取り付きます。

日差しが痛いですが、最高の天気に感謝です。
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北アルプス方面
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途中、ライチョウ平を通過します。この快晴だとライチョウに会うのは難しいですかね。
贅沢は言えません。

再び整備された木道が続きます。

まもなく火打山山頂(標高2,462m)に到着。さすが百名山。登山者がたくさんいます。
火打山山頂

山頂は360度文句なしの大展望です。

焼山方面。噴煙の迫力がすさまじいです。
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歩いてきた稜線と、翌日に登る予定の妙高山方面。
外輪山を超えた後の下りと登り返しに苦しむ事になるとはこの時は露知らず。。。
妙高山

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夏の午後でもガスらないなんて本当に最高の天気に恵まれました。

山頂を満喫して、テン場に戻ります。
途中の登山道からヒュッテとテン場を望むことができます。

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テン場に到着。飲みなおしながら早めの夕食をとります。

日没を見るためにアルプス展望台に移動します。

噴煙を上げる焼山の向こうに日が沈んでいきます。
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北アルプス後立山連峰がバッチリ見えます。明日の好天に期待が高まります。
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19:00 明日に備え早めに就寝します。

夜0時ころ目を覚まし、テントの外をうかがうと、満点の星空が広がっています。
ダウンを羽織ってカメラ片手に外に出ます。
静まり返ったテン場に焼山の噴煙の音が不気味に響いています。
雲一つなく、また月が沈んだため星を見るには絶好のコンディションです。

流れ星も今まで見たことがないほど眩いものが、10分に一度くらいのペースで流れていました。
天の川も肉眼ではっきりと確認できました。
IMGP5209

後々知ったのですが、翌日がペルセウス座流星群の極大日だったようです。
今年は月齢的にも天候的にも絶好の観測日和だったと思います。

星を堪能したので、明日に備えて眠ります。

おやすみなさい。

翌日に続く

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